代表挨拶

はじめまして。私は、税理士としてこれまで多くのクリニック(診療所)経営者の皆さまが直面する事業承継(継承)や相続に関する問題を支援してまいりました。

事業承継(継承)や相続対策は、単なる法的な手続きや財産の引き継ぎにとどまらず、クリニック(診療所)の将来、家族の絆、そして従業員や患者様との信頼関係を守る大切なプロセスです。 特に、院長先生におかれましては、医療に専念するあまり経営の細かい部分に手が回らないことも多いと思います。だからこそ、私たち専門家が事業承継(継承)や相続の問題をサポートし、皆さまが安心して診療に専念できる環境づくりをお手伝いします。

クリニック(診療所)は他の業種と異なり、地域の患者様との信頼関係をベースにした運営が多く、そのため事業承継(継承)の際には単に経営権を引き継ぐだけでなく、患者様や従業員、そして地域との関係性をいかに維持するかが非常に重要です。 承継(継承)者の選定から引き継ぎ後のスムーズな運営まで、すべてを考慮した計画を立てる必要があります。

例えば、ご子息やご令嬢息子や娘にクリニック(診療所)を引き継がせる場合、医師免許の取得や医療経営のスキル習得はもちろんのこと、現在の患者様が引き継ぎ後も安心して通院できるようにするための工夫が求められます。 従業員の引き継ぎや、経営面での安定を確保するための財務戦略も重要です。私たちは、これらの課題をクリアするために、経営分析から財務計画、そして実務的なアドバイスまで幅広くサポートいたします。

クリニック(診療所)経営者の皆さまにとって、相続問題も大きなテーマです。 クリニック(診療所)自体が大きな財産である場合、その評価額が高くなり、相続税が大きな負担となることも少なくありません。これを避けるためには、早めの相続対策が必要です。

また、クリニック(診療所)は医療機器や不動産など、資産の種類が多岐にわたります。これらの資産をどのように分割し、どのタイミングで相続するかは、事前の計画が不可欠です。 たとえば、生前贈与や相続税の節税対策としての事業用資産の分割方法、そして後継者の選定においても、経営の継続性を担保しながら適切な対策を講じることが重要です。

私たちは、皆さまのクリニック(診療所)に適した相続対策を個別に設計し、可能な限り税負担を軽減しながら、安心してクリニック(診療所)を次世代に引き継ぐためのお手伝いをいたします。 相続対策は、早い段階で取り組むほど選択肢が増えますので、できるだけ早めの相談をお勧めします。

事業承継(継承)は一朝一夕にできるものではなく、長期的な視点で計画を進めることが成功の鍵です。 後継者が現れるまで待つのではなく、クリニック(診療所)の経営に関する重要な情報やノウハウを早めに共有し、準備を始めることが大切です。

また、外部からの専門家のサポートを受けながら進めることで、よりスムーズな引き継ぎが可能になります。 私たちの事務所では、財務面だけでなく、医療法人化のアドバイスや法的な手続きのサポートなど、多面的な支援を行っています。

事業承継(継承)や相続対策は、クリニック(診療所)経営者にとって避けては通れない大きな課題です。 しかし、それは未来に向けての希望に満ちたプロセスでもあります。 私たち税理士事務所は、皆さまの大切なクリニック(診療所)を守り、次世代へとつなぐための強力なパートナーとして、全力でサポートいたします。 どうぞお気軽にご相談ください。皆さまの未来を一緒に創り上げていくことを楽しみにしております。